黄金の月

朝の天気予報で、大雨洪水警報が出ていた。
この時期は電車にお世話になる機会も多い。
先頭車両の運転室後ろに立って出勤。
ちょうど目の高さにある窓から、運転手さんの様子と進む先の線路をずっと見ていた。
この小窓はそのためにわざと設計されているのかもしれないと今ふと思う。
たくさんの路線が入ってくる駅で停まっているときたくさんの赤信号にじっと見つめられているような気持ちになった
我々が絶対だ、勝手なことをしたら容赦しないぞ、というような静かな威圧感。




途中ヘッドフォンから流れてきたこの曲はある映画を思い出させる。
たまたま試写会で見たラストシーンしか覚えていない映画
なんとなく瞳が湿ってきたのはそのラストシーンのせいなのか、この曲から無意識に染み出てくる想い出のせいなのか。

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